わかっちゃう! 知的財産用語 特許,商標,著作権 等に関する用語辞典 |
[インターネット出願] |
インターネット出願とは、 インターネットを利用したオンライン出願のことです。 (1) 現在、パソコンを使って特許出願,実用新案登録出願,意匠登録出願,商標登録出願などの手続をオンラインで行うことができます。 開始当初はインターネットがまだ普及していなかったことや、セキュリティーの関係で、ISDN回線を使ったオンライン出願だけでした。 (2) インターネットの普及に伴い、平成17年からインターネットを利用した「インターネット電子出願」もできるようになりました。 インターネット出願をしたい場合は、事前に所定の認証局から「電子証明書」を購入する必要があります。 又、「インターネット出願ソフト」をパソコンにダウンロードする必要があります。 インターネット出願用のソフトは「インターネット出願ソフト」、従来のISDN回線を利用した電子出願用のソフトは「パソコン出願ソフト」と呼ばれています。ダウンロードする際には間違えないようにしてください。 その他、特許印紙の「予納」などに関する手続も必要となります。 詳しくは 「電子出願ソフトサポートサイト」 を ご覧下さい。 (3) 現在は「ISDN回線を利用した電子出願」と「インターネット出願」とが併存しており、どちらを使ってもオンライン出願することができます。 しかしながら、ISDN回線を利用した電子出願は、平成22年3月末で廃止になる予定です。 つまり、平成22年4月以降のオンライン出願は、インターネット出願だけになります。 現在、新規にオンライン出願の環境を整えようと思う方は、近々廃止されるISDN回線の電子出願ではなく、インターネット出願の準備をされると良いと思います。 ☆ ☆ [関連事項と経験談] (1) 私は現在ISDN回線を利用した電子出願を利用しておりますが、そろそろインターネット出願に切り替えようかと思います。 でも、ISDN回線は1回線で複数の電話番号を持てる点で便利なので、インターネット出願に切り替えた後もFAXや電話用に引き続き使っていこうと思います。 (2) 昔からある 紙での出願も可能ですが、データを電子化するための手数料を請求されます。 (3) 昔話 電子出願制度が始まった当初は、専用端末を使ったオンライン出願か、FDの郵送による出願でした。 専用端末はかなり高価でしたので、大きな企業以外はFDでの出願が多かったと思います。FDが輸送中に破損しないような、専用の輸送用ダンボールケースなんていう商品も売られていました。 いまでは、そのFDさえ、ほとんど見かけなくなりました。 読者の方の中でも「FDって何?」と思う人もおられるかもしれませんね。 「カチャッ、カタカタ」という音が 懐かしいです。 |
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