わかっちゃう! 知的財産用語 特許,商標,著作権 等に関する用語辞典 |
[特許検索競技大会(とっきょけんさくきょうぎたいかい)] |
特許検索競技大会とは、 特許の情報検索能力を評価する大会のことです。 (1) どの様な特許が出願されているかを調べる際に、データベースを使って検索をします。例えば「キーワード」や「国際特許分類」や「出願日」や「Fターム」などの項目を掛け合わせるなどして検索をします。 検索式の立て方により、検索結果は大きく異なります。例えばキーワード1つの選択によっても差が出ます。 そのため、同じ特許情報を探しても検索をする人の経験や能力により、検索結果に差が出て 「Aさんには見つけられたが、Bさんには見つけられなかった」 などということも起こります。 (2) 特許調査の仕事をしている人や特許調査の勉強をしている人などを対象として、「特許検索競技大会」が東京都と大阪で同時開催されます。 特許調査をする人の技術力向上と意識高揚を図ることが目的だそうです。 主催しているのは、独立行政法人工業所有権情報研修館 と 関西特許情報センター振興会です。特許庁,日本知的財産協会,近畿経済産業局,大阪府等が後援をしています。 優秀者は工業所有権情報研修館ホームページ等に告知され、上位入賞者には表彰状及び賞品の贈呈も有るようですので、興味のある方は腕試しに参加されてはいかがでしょうか。 (3) 検索には当然パソコンを使うわけですが、使用するパソコンは主催者側で準備してくれます。利用できるデータベースとしては特許電子図書館(IPDL)はもちろんのこと、他のデータベースも選択により利用できます。 ちなみに、2008年の開催日は 8月31日(日)ですが、受付は 7月14日(月)までです。 詳しくは工業所有権情報 研修館のホームページ を ご覧ください。 ☆ ☆ [関連事項と経験談] (1) こういう大会では、自分と同じような仕事をしている人や、同じような勉強をしている人が集まります。 せっかくの機会なので単に大会に参加するだけでなく、他の参加者と交流を持てれば情報交換できたり、互いに刺激できたりするので良いですね。 どうせなら、大会後に自由参加で良いので、簡単な懇親会などがあればもっと意義のある大会になるのではないかなーと思います。 (2) 特許の調査というとデータベースを利用した検索が一般的ですが、公報類を手めくりで調査することもあります。 私も企業に勤務しているときに、特許情報センター(当時は夕陽丘図書館)で手めくりに行ったことが何回かあります。 そこには「めくり屋」と呼ばれる 手めくり調査のプロも来ていたのですが、彼らの公報をめくっていく速さに驚いた記憶があります。 近年ではデータベースの内容も充実してきたので、昔と比べると このような手めくりの調査の機会はかなり少なくなったのではないとか思います。 |
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