わかっちゃう! 知的財産用語 特許,商標,著作権 等に関する用語辞典 |
PPV−DVD |
PPV−DVD とは、 見るときにお金を払うDVDのことです。 ちなみに、PPVは「ペイ・パー・ビュー」、つまり「視聴毎に払う」という意味です。 (1) 映画・ドラマ・コンサートなどのDVDは、代金を払って購入すれば期限なく何回でも繰り返して見ることができます。 しかしながら、PPV−DVDには見ることを抑制する鍵(ロック)の機能が設けられていて、そのままでは収録されている映像の一部又は全部を見ることができません。 (2) 鍵がかけられている映像を見たい場合は、所定の支払いを行って鍵を解除する必要があります。 視聴するための支払いは、インターネットに接続可能なパソコンや携帯電話で、所定のサイトにアクセスして行います。すると、所定期間有効な鍵に相当するパスワードを得ることができます。 DVDプレーヤーのリモコンなどでパスワードを入力すれば、所定期間(例えば1週間)支払いをした映像を見ることができます。普通のDVDプレーヤーで再生できます。 パスワードの有効期限中は何回でも見ることができますが、期間が過ぎると見ることができなくなります。期限経過後に見たい場合は、またパスワードを購入する必要があります。 (3) DVDに収録されている全ての映像ではなく、一部の映像のみPPV部(支払って見る部分)になっているものもあります。 例えばDVDにドラマの 第1話〜第4話が収録されていて、第1話は別途支払いなく(普通のDVDと同じように)見ることができ、第2話以降はPPV部となっているような場合です。 この場合、第2話以降については、視聴料を支払うことにより所定期間だけ視聴ができるようになります。 (4) PPV−DVDは、コンビニや通販で購入できます。 普通のDVDよりも安価です。また、パスワードを購入する際に支払う料金は、レンタルDVDのレンタル料に近い(もしくはそれより安い)価格設定です。 レンタルと比較して、「DVDを返却する手間が不要」、「所持していれは急に見たくなったときでも借りに行かなくてもよい」というようなメリットがあります。 ☆ ☆ [関連事項と経験談] (1) 最初から1週間見ることのできるパスワードとセットになって売られているPPV−DVDもあります。 この様なタイプは「1 Week DVD」のように呼ばれることもあります。 この場合、最初の1週間は何回でも見ることができますが、それ以降については、支払いをしないと見ることができなくなります。 (2) 私の場合、所有している映画やコンサート等のDVDについては、忘れた頃にまた見たいと思う場合が多いです。 そうするとパスワードの有効期間が1週間あってもその間には1回しか見ず、半年後にまたパスワードを購入して見るということになります。 そのため、何回もパスワードを購入しなくてはならず結局は「普通のDVDを買った方が安くついた」ということもあると思います。 個人的にはパスワードが有効に使えるのが一定の「期間」ではなく、一定の「視聴回数」(例えば3回とか5回とか)ならありがたいなーと思います。それなら、1回パスワードを買えば、半年後でも1年後でも追加の支払いをすることなく見ることができるからです。 (3) 「所有」する事についての考え方がちょっと変わってきますね。 私は古いタイプの人間なのでしょうけれど、「所持しているのにお金を払わないと使えない」ということに「ちょっとした違和感」があります。 でも若い世代の人は、そういうことは あまり気にならないのかもしれませんね。 (4) 支払い・パスワード発行を管理している会社が ずっと存続するのかどうか、また、その会社がサービスを長期間(たとえば20年くらい)提供し続けることができるのか ちょっと不安はあります。 |
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