わかっちゃう! 知的財産用語 特許,商標,著作権 等に関する用語辞典 |
グッドウィル(Good Will) |
[スパイウェア] (厳密には色々定義は有るのでしょうけれど簡単に言うと、) コンピュータのユーザに気づかれずにコンピュータの中に入り込んで、ユーザがコンピュータを操作した記録や個人情報を収集して、それを別の人に知らせたりするソフトウェアのことです。 (1) いよいよ個人情報保護法が施行されましたが、今回は「個人情報」に関連するということで、「スパイウェア」について簡単に説明します。 スパイウェアは他のソフトをインストールする際に、知らない内に一緒にインストールされて 迷惑な挙動をすることがあります。 スパイウェアは目立たないように活動するため、ユーザはスパイウェアが仕掛けられたことに気づかない場合が多いです。 (2) スパイウェアが行う迷惑な挙動としては、まずは 「パソコンの画面に勝手に広告を表示させる」 「ブラウザ(インターネット閲覧ソフト)を起動したときに最初に表示するホームページを勝手に変えてしまう」 「サービス料が発生する特定電話番号に勝手に電話をかける (そして後から請求が・・・)」 のようなことが有ります。 (3) それらだけでも 迷惑な話ですが、もっと怖いのは 「情報の流出」 です。 自分が 「どのようなホームページを閲覧したか」、「どのようなソフトを使ったか」、「どのようなキー入力をした」なとが記録され、それが仕掛けた相手に報告されてしまう場合があります。 「クレジットカード番号」や「パスワード」等を探るのを目的としているのだと思いますが、それ以外でもメールやパソコンで作成した書類の内容が漏れてしまう可能性もあります。 更には、他人が外部からリモート操作できるようなプログラムも有るらしく、そのようなプログラムが知らないうちにインストールされてしまうと、他人にパソコン内の情報を勝手に閲覧されてしまうことも考えられます。 つまりパソコンの中の情報が盗まれてしまいます。 怖いですね。 ☆ ☆ [関連事項と経験談] (1) コンピュータウィルスとの違いを大雑把に説明すると、 コンピュータウィルスは感染や破壊活動を行うソフトであるのに対し、 スパイウェアは、感染や破壊活動は行わず、主に情報の収集に用いられ るソフトである という点が異なります。 (2)スパイウェアによる被害の防止策としては次のことが奨励されています。 (A) 「信用のないサイトから むやみにソフトをダウンロードしない。」 特にネット上で無料のソフトをダウンロードする際には注意が必要です。 (B) 「インストールするときは契約書を読む。」 「許諾を得ずに」入ってくるもの不正なソフトが多いのですが、承諾を得て入ってくるスパイウェアも有ります。 その場合はソフトの使用契約書などにスパイウェアの使用を認めることについて書かれています。 実際にはインストール時に契約書を詳細に読む人は少ないとは思いますが、スパイウェアに同意したことになってしまう場合があるので注意が必要です。 (C) 「あやしげなサイトを閲覧しない。」 詳しくは説明しませんが、ホームページを閲覧しているだけで侵入するスパイウェアもあるからです。 (いわゆるクッキー型といわれるもの) そういう意味でも 会社のパソコンで あやしげな「アダルトサイト」などを見ていてはいけませんよ(^_^;) (D) 「OS(Windowsなどのオペレーションソフト)を最新のものに更新(アップデート)しておく。」 スパイウェアはOSの弱点を狙って入ってくる場合があります。メーカーはそれに対応できるように常に改良をしているため、最新のものに更新すればそれだけ弱点が少なくなります。 (E) 「ブラウザのセキュリティーレベル設定を高めておく。」 あまりセキュリティーレベル高めると使い勝手は悪くなるのですが、低すぎるとそれだけ危険性が増えてしまうからです。 (F) スパイウェアをチェックできるソフトを使う。 近年の「ウィルス対策ソフト」には、スパイウェア検出機能が付いているものも多くなってきたようですし、スパイウェア検出専門のソフトも有ります。 |
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