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いそ弁 (いそべん) |
いそ弁(いそべん) 【業界用語】 居候(いそうろう)弁護士の略。 (居候弁理士の略として用いられることもある。) つまり事務所を経営している弁護士ではなく、他の弁護士が経営している事務所に勤務して給料をもらっているサラリーマン弁護士のことです。 少し蔑んだニュアンスを含む用語であるように感じられます。そのためか最近では「勤務弁護士」と呼ぶことが多いようです。 蛇足ですが、私は最初聞いたときに「磯弁」という名の「海苔弁当」の一種かと思いました。(^^;) * * [用例(実際に聞いた例)] 「なんだ いそ弁か」、「いそ弁のクセに」 用例で見るように「独立前で未だ、一人前ではない」,「修行中の見習い」というイメージが有ります。(変な例えですが、まだ大学生に成れない受験生を「浪人生」と呼ぶのに近いイメージです。) 若い人が多いので「若いの」と呼ばれることも有ります。 しかしながら、経営者としての能力と、弁護士としての能力とは全く異なるものだと思います。確かに、司法修習を終えたばかりで経験が少ない方も居られますが、弁護士としての能力が経営者である弁護士(ボス弁)よりも高い「いそ弁」も居られます。 やがて事務所内で昇格して共同経営者となる方や、独立して自分の事務所を経営される方が多いようですが、煩わしい経営に手間を取られることなく、弁護士としての仕事に打ち込む職人気質の「生涯いそ弁」も居られるのではないかと思います。 |
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